【ルワンダ】ホテルルワンダから学ぶ虐殺の悲惨さ


100日間で約100万人殺されたと言われているルワンダ虐殺を舞台にした映画で「ルワンダの涙」の他に有名な作品といえば「ホテルルワンダ」になります。

当時の恐怖や悲惨さが伝わってくる映画となっており、平和について考えさせられる作品です。

ホテルルワンダのあらすじは、(以下、添付)

舞台はアフリカのルワンダ。そこでは、大量虐殺が行われていた。

フツ族の過激派がツチ族を100万人殺していたのだ。車も死体の上を走らざるを得ず、ナタを持って子どもさえ殺していく地獄絵図のようなルワンダで、ポール・ルセサバギナは、家族を何とか救助するように動く。

家族を救助後、多くの避難民がホテルに集まってきて、ポールはホテル支配人として彼らを守ることを決意する。しかし、救助を待って国連軍がやってきたのだが、外国人しか救助できないと言われてしまう。

ポールは、命懸けで、避難民たちを宿泊者として匿って、積極的な行動が禁じられている国連軍と協力しながら、窮地を乗り越えていく。

他国では、テレビ放送でルワンダ虐殺がニュース報じられるも、無情にもお茶の間では他人事で過ぎ去ってしまうのであった。

何とか人脈を駆使ながら国外に出るチャンスを得るも、空港に着く直前にて襲われてしまい、ホテルに引き返すポールたち。

絶望の中、フツ族の捕虜との交換で安全地帯への非難というチャンスを得て、ポールたちはそこに向うも、途中にまたもや襲われ、虐殺されそうになる。

そこに現れたのはツチ族の反乱軍。やっとのことで安全地帯に避難することができたポールたちの運命は・・・?

ルワンダ虐殺を題材とした映画ではこちらも有名で、

あるワンシーンで、

主人公のポールは海外メディアを呼んで、

世界に映像を届けばきっと助けてくれると信じていました。

それに対しジャーナリストは、

違う。世界の人々は虐殺の映像を見て「怖いね」と言いながらディナーを続けるだろう、と言い捨てました。

無情にもジャーナリストの言う通りになりました。

たしかに知らない遠い国で何人殺されようと自分たちに関係がなければ、何もしませんし、ディナー後には忘れて日常を続けるでしょう。

自分で現場に助けに行けばいいのかもしれませんが、危険な場所には行きたくないし、行くことが自分の使命だとも思いません。

結局、自分は安全なところにいて、自分の感想しか言えないことに無力さを感じます。

ただ、何も知らないよりかは知った方がいいし、知ることができたからこそ人に伝えることができます。自己満足にしかならないですが、何もせずにはいられませんでした。

こうして、遠い国を訪れたことで、行ったことのある国になったので、前より近く感じることができるようになりました。

今まで他人事だったのが、少しでも自分ごとにしていけたらいいなと思います。

これからも世界で起きることに関心を持っていきたいです。

舞台となったホテル、ミル・コリンには虐殺があった当時の面影はなく、景色の良いレストランでディナーを食べてきました。高級リゾートホテルなので、優雅な時間を過ごせました。


また、虐殺記念館には、虐殺で亡くなった1万人以上の頭蓋骨が並べられていたり、当時の着ていた布などが残されていました。

頭蓋骨は殴られた跡があり、中には子供と思われる小さい頭蓋骨もありました。

一つ一つの骸骨が物語ることはないけれど、

1万以上の骸骨が虐殺の悲惨さを物語っていました。

もう二度とこのようなことが起こらないようにと祈ります。

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