延暦寺は日本仏教の母山!
延暦寺は、京都と滋賀の県境に位置し、日本仏教各宗派の祖師を輩出したことから、日本仏教の母山とも呼ばれています。
平安末期から鎌倉時代はじめにかけて、法然(浄土宗)、親鸞(浄土真宗)、栄西(臨済宗)、道元(曹洞宗)、日蓮(日蓮宗)といった各宗派の開祖たちが比叡山で学んだようです。
社会の教科書で学んだ宗派の僧侶たちが、こぞってここで学んだとなると、凄さを感じますね。
天台宗とは
天台宗は、平安時代の806年に最澄が開いたとされています。
天台宗は法華経を経典としています。法華経は「誰もが平等に仏になることができる」と説いた、大乗仏教の聖書のような存在です。
よく、「南妙法蓮華経(なんみょうほうれんげきょう)」と聞くことがあると思いますが、ここで唱えている法蓮華経が法華経にあたります。南無は、「私は信じます」の意味になるため、南妙法蓮華経と唱えることは、「法華経の教えを信じます」ということになります。
他にも「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」と聞くこともあると思いますが、これは阿弥陀如来を信仰することで極楽浄土に導いてくれると説いた浄土真宗の教えによるもものになります。
何を唱えているかで、信仰や宗派が読み取れますね。
延暦寺の見所
延暦寺の見所は、東塔(とうどう)、西塔(さいとう)、横川(よこかわ)の3つに分かれます。
東塔
東塔エリアに大講堂があります。中には、釈迦を含むこれまでの有名な僧侶の看板が飾られてり、これだけの僧侶が延暦寺にゆかりがあるのかと驚きを覚えます。
私が訪れた時は、根本中堂は工事中でしたが、他にも文殊堂など東塔エリアは必見です。
西塔
西塔の駐車場から少し歩くと見ることができます。見所はないので、とばしてもいいかもしれません。
常行堂
釈迦堂
横川
横川中堂など駐車場から少し歩けば御堂があるので、車で移動がしやす場合は立ち寄っていいと思います。
延暦寺までのアクセス
車で行く場合は、琵琶湖側の奥比叡ドライブウェイを通っていくのが回りやすくておすすめです。
公共交通機関を使う場合でも、バスやロープウェイで行くこともできます。
ぜひ、日本仏教を学びに訪れてみてください。
「日本仏教の開祖たちは延暦寺で学んだ」への1件のフィードバック
コメントは停止中です。