平泉寺白山神社は寺なのか、神社なのか?


福井観光といえば、まず3つあがるのが、恐竜博物館と東尋坊と永平寺あたりになりますが、他にも白山平泉寺(はくさんへいせんじ)があります。
岩手県の平泉(ひらいずみ)とは違うので気をつけてください笑

寺なのに鳥居がある?

白山平泉寺として有名ですが、平泉寺白山神社とも記載されていることもあり、現在では、神社として色濃く残っています。
入り口には鳥居があり、仏殿は見られません。

なぜ、寺と神社の名前が、混在しているのでしょうか。

その理由は、日本では平安時代の古くから神仏習合として、神道と仏教をまとめる風習がありました。
それが、明治時代の神仏分離によって、「平泉寺白山神社」に改名しました。その際に寺院関係の建物は解体されていて残っていません。

住所が平泉寺町だったり、白山神社自体は他にもたくさんあるため、平泉寺という名前の方が定着しつつあるんですかね。

私も寺だと思って行ったら、白山神社の石碑と鳥居があるので、場所を間違えたのかと思って驚いてしまいました。

色々な形の鳥居にも注目

鳥居がいくつかありますが、それぞれよく見ると同じ鳥居なのに、形が違います。

白山神社の入り口にある鳥居。よく見かける形ですね。

御手洗の池の前にある鳥居。シンプルな形状をしています。

拝殿の前にある鳥居。鳥居を支える柱がついています。

鳥居は、神域への入り口という意味があり、人間界と神域を隔てる玄関口です。
鳥居の種類は、明神(みょうじん)鳥居と神明(しんめい)鳥居の大きく2種類に分けられます。

違いは見た目で綺麗さっぱり分けることができます。

明神鳥居の形の特徴

神社で一番よく見かける形です。横に伸びる2本のうち、上の方が反り返っていて、下の方は突き抜けています。
赤やオレンジ色の印象が強く、デザイン的にも優れている気がします。

神明鳥居の形の特徴

シンプルな作りをしていて、横に伸びる2本は水平の伸びており、下の方は突き抜けていないです。
伊勢神宮で見られる鳥居の形です。

明神と神明は同じ文字を入れ替えただけなので混同してしますが、私は伊勢神宮にある鳥居を神明と覚え分けています。

平泉寺白山神社のみどころ

日本の道百選にも選ばれている旧参道

苔に囲まれた河原石や杉並木は緑の多さに癒されます。

御手洗の池

平泉寺の名前の発祥とされる池です。

本社

緑に囲まれていて美しいです。

最後に

元々は平泉寺だったのが、神仏分離の影響で白山神社になったので、寺の名残のある神社として、平泉寺白山神社になりました。

福井県には白山神社がいくつもあり、検索するときに「白山神社」と検索すると、いくつも出てきて困ってしまいます。
「平泉寺」または「平泉寺白山神社」と検索すれば、一発でできています。