一日で壱岐島を車で巡る!かかった費用は?

福岡に住んでいたら一度は行っておきたいのが、壱岐島です。

壱岐島は福岡から近く船の直行便で行くことができるので、勝手に福岡県の島かと思っていたら、長崎県だったんですね。

壱岐観光のモデルコース

今回の旅のテーマは、
「日本神話のルーツを辿る古事記の聖地巡礼」
「奇岩を探せ!猿岩探検」
の2つを楽しみます。

壱岐島は古事記に登場する神様を祀る神社が多く、古事記を読んでから行くことで、聖地巡礼の旅を楽しむことができます。

A:郷ノ浦港(スタート)
B:猿岩
C:月読神社
D:男嶽神社
E:小島神社
F:原の辻遺跡
G:郷ノ浦港(ゴール)

おすすめのモデルプラン

8:00 博多発(ジェットフォイル111便)
9:20 壱岐(郷ノ浦)着
9:30 レンタカーの受付
9:50 猿岩、黒崎砲台跡
10:30 月読神社
11:00 男嶽神社
12:00 お昼タイム(肉のうめしま)
13:00 はらほげ地蔵
13:30 小島神社
14:00 原の辻遺跡
16:00 鬼の足跡
16:30 レンタカー返却
17:10 ホテルチェックイン(日帰りの場合、ジェットフォイル129便)

博多からの船便を想定して、壱岐島をぐるっと一周するプランです。
壱岐島は車で周るのにちょうどいいサイズの島です。

レンタカーを借りれば、一日で観光の要所を十分に周ることができます。

かかった費用はどれくらいか

全体の費用としては、約21,220円でした。内訳は以下の通りです。

まずは、博多港から壱岐の郷ノ浦港までの移動費として、快速のジェットフォイルを利用したので、片道4,620円でした。

壱岐に着いたらレンタカーを8時間借りたので、約5,600円。
オリックスレンタカーで、レンタカー代と免責補償付きでこの値段です。前日予約でしたが、ネット予約の場合10%OFFになっていてお得でした。

観光費用は、主に神社が多く、入場料がかかるところには行っていないので、賽銭代くらいでほぼタダ。

ランチでざっくり1,000円。

この時は、そのまま対馬へ2等フェリーで行ったので、2,200円でしたが、ジェットフォイルで博多に戻る場合は同様に4,620円(往復券で割引になるかも)、2等フェリーで博多に戻る場合は2,270円にかかります。
フェリーは1等、2等指定席、2等と値段が変わりますが、繁忙期ではない場合は、2等でも空いているので安く済ませましょう。

宿泊した場合、郷ノ浦港近くのホテルで6,300円。夜ご飯もホテル近くのお店で1,500円程度。

2人以上で行けば、レンタカー代を割り勘できるので、2万円弱の予算で済みそうですね。
船の運賃は時期によっても変わるので、九州郵船のHPをご確認ください。



おすすめの観光スポット10選

猿岩

壱岐島の顔として知られる奇岩といえば、この猿岩です。
岩の形状がまさにお猿の横顔です。

ちなみに、違う角度の正面から見るとこんな感じです。ただの岩崖ですね。
角度によって何かに見えるのは、まさに自然の造形美で美しいです。

個人的な奇岩コレクションとしては、三重県の獅子岩と、秋田県のゴジラ岩もおすすめです。

黒崎砲台跡

猿岩のすぐ近くにある砲台跡です。
実際に使われることなく第二次世界大戦後に解体されました。

月読神社


古事記に登場する、月の神様のツクヨミが祀られている神社です。
ツクヨミは、古事記に出てくる神様の中でも位の高い神様で、アマテラス、スサノオに並んで三貴子と呼ばれます。
古事記でツクヨミのエピソードはほとんど語られませんが、万能な神様であることは間違いありません。

男嶽神社

男嶽(おんたけ)神社は、古事記に登場するサルタヒコを祀っており、猿にちなんだ石像がたくさんあります。
300体以上もの猿の石像があり圧巻です。

男岳山にあるため、展望台からは壱岐を一望でき、綺麗です。

はらほげ地蔵

お腹がほげる(壱岐の方言で穴が空いている)ため、はらほげ地蔵と呼ばれています。
海辺に位置し、満潮になると水に浸かるため、穴に入れて供物が流されないようにするためらしいです。
潮が引いている時は間近でお参りができます。

小島神社


壱岐島のモンサンミッシェルと呼ばれる島で、干潮時には参道が現れるので神秘的です。

鳥居の反対側から、神社に登れる入り口があります。ぜひ、干潮時にはお参りしていきましょう。

足場は岩場になっていて、滑りやすいので、気をつけてください。
また、参道の途中でハートマークがあるので見つけてみてください。

原の辻遺跡


弥生時代の原風景を歩くことができます。
過去の生活を知ることで、今の時代に生まれて良かったと実感するとこができます。

中国の歴史書である「魏志倭人伝」に、壱岐(当時は一支国)についての記録が残されており、簡潔な文章で「3000戸ほどの家があり、人々は海を渡って交易を行なっている。」と説明されています。
当時は、住民の食事を支える作物を獲るのが厳しく、近隣の島と交易をして生活を支えていたようです。

原の辻遺跡の近くに、原の辻ガイダンスという案内施設(入場無料)があるので、見学してから遺跡を見るのが良いです。

鬼の足跡


地元では、デイという大鬼が踏み抜いた跡という伝承が残っています。

波で侵食されて削られたのでしょうが、大鬼がいたと信じた方が面白いですね。

春一番の塔


初春に吹く強い南風のことを、「春一番が吹く」といい、春の季節の到来を予感する用語として、今日では広まっていますが、その語源は壱岐島にあります。
春一番の由来はなんとも悲しい出来事なのですが、強い南風(春一番)の影響で、漁に出ていた船が軒並み海中へ流されてしまい、地元漁師の53人が行方不明になりました。
そのため、春一番が吹き荒れる間は、漁に出てはならないという教訓として用語は広まったのですが、今では、強い南風としての印象しか残っていないです。

教養が深まる旅になりますね。

塞神社


男性のシンボルが祀られている珍しい神社です。古事記に出てくる、アメノウズメという舞踊芸能に秀でた女神が祀られており、アマテラスの天の岩戸隠れの伝説や、天つ神が天下る天孫降臨で活躍する神様です。

男嶽神社で祀られていたサルタヒコと結ばれ、性神としても由来があります。子宝や夫婦円満をお参りしていきましょう。

壱岐島へのアクセス

博多からは、九州郵船を利用した、船便が安くて便利です。
高速船のジェットフォイルとフェリーを合わせて、1日6便程度あるので、予定に合わせて便を選ぶことができます。
ジェットフォイルはネット予約可能ですが、フェリーは港の窓口で乗船券を買えます。
壱岐島の玄関港は、芦辺(あしべ)と郷ノ浦(ごうのうら)があるので、往復で利用する場合は、港を間違えないように気をつけてください。

壱岐には空港もありますが、長崎空港からの便しかないため、福岡から直通で行くこと出来ません。

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