鳥居といえば、神社の入り口にありますよね。
神社に行けば当たり前のようにあるものですが、鳥居が何のためにあるのかや、鳥居をくぐる時のマナーなどは知っているでしょうか?
そして、一番気になった、一番大きい鳥居ってどこなんだろう?どのくらい大きいのだろう?という疑問についてまとめます。
鳥居の役割は?
鳥居は、神社の門としてあり、神域と人間界を分ける役割を持っています。
そのため、鳥居をくぐる時は、お辞儀をしてから入るのがマナーとなっています。
また、参道の中央は通らない方がいいとされており、神様が通る道のため邪魔はしないように心がけましょう。
さて、日本で一番大きい鳥居はどこなのでしょうか。
神が舞い降りた大斎原
日本で一番大きい鳥居は、和歌山県の大斎原(おおゆのはら)です。
熊野三山の熊野本宮大社の鳥居になっており、幅は約42m、高さは約34mあり、日本一の大きさになります。
ちなみに、2位は奈良県の大神神社(おおみわじんじゃ)で高さ約32m、3位は新潟県の彌彦神社(いやひこじんじゃ)で高さ約30mです。
神が舞い降りたという逸話もあり、パワースポットとしても人気になっています。
広大な豊かな自然に囲まれているため、空気が澄んでいて晴れ晴れとした気持ちになれます。
田畑にそびえ立つように建っており、見上げるほどの高さがあります。
周りの木よりも高く、遠くから見ても大きいことが伝わります。
ちなみに、鳥居の中央には八咫烏(やたがらす)があります。どんな意味なのでしょうか。
なぜ八咫烏がシンボルになっているのか
八咫烏は、足が3本ある大きなカラスで、八咫が「大きい」という意味になります。
カラスと聞くと、不吉なのではないかというイメージがありますが、
八咫烏は、『古事記』にも登場しており、天から遣わされて道案内をしたことから、熊野では神のお使いとして祀られています。
今では、熊野のシンボルにもなっており、大鳥居や本宮にも八咫烏が飾られています。
近くの観光スポットに、世界遺産の熊野本宮大社がある
熊野本宮大社の入り口に鳥居があるんじゃないの?と思うところですが、もともと本宮は中洲に位置していたため水害の被害があったので、今ある高台へ移動した背景があります。
大斎原は、熊野本宮大社から500mほど離れてる場所にあります。近くに行くと大鳥居が見えてくるので、ぜひ訪れてみてください。