江戸時代に、号(ペンネーム)を「天狗堂熱鉄」「鏡裏庵梅年」「月痴老人」「卍」など30回改号し、転居すること93回、漫画や浮世絵を描き、冨嶽三十六景を残した人といえば誰でしょう?
そうです、葛飾北斎です!
画狂人と称される絵画の変人
葛飾北斎は、画狂人と呼ぶくらい絵画を描くことに取り憑かれた人で、森羅万象を描いたとされ生涯で3万点を超える作品を残しました。
「画狂老人卍」と改号したとも知り、笑ってしまいました。
卍を使うのは女子高生くらいだよねーと思っていたら、この時代の絵描きは自分の名前に卍を入れる人が多かったようです笑
90歳まで長生きしたことも知っている人もいるかと思います。
80歳を過ぎてから、長野県の小布施(おぶせ)を訪れたことから、小布施にも北斎の作品が残っており、北斎館がこの地にあります。
森羅万象を描いたと称されるくらい、風景画だけでなく、北斎漫画や浮世絵、版画等たくさんの作品を残したようです。
北斎の生涯を辿れる北斎館
北斎館には、北斎唯一の屋台天井絵が展示されています。
鳳凰図と龍図は躍動感があり、踊っているようにも感じます。
他にも、北斎漫画や冨嶽三十六景ができるまでの版画が展示されており、北斎の作品を満喫することができます。
実は、冨嶽四十六景だった
北斎と言えば、冨嶽三十六景が有名ですが、絵としては46画あったようです。
富士山フェチだったようで(富士山フェチって何だ笑)、富嶽百景という作品も残しています。
冨嶽三十六景の中では、神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら)が一番有名ですかね。
ゴッホが絶賛したほど、世界的にも有名な作品になっています。
必見!迫力の鳳凰図が見られる岩松院
葛飾北斎が亡くなる1年前に描いた、八方睨み鳳凰図が目が離せないほどの傑作なのです!
八方睨み鳳凰図は岩松院(がんしょういん)の天井画で、大きさが21畳あります。これを肉筆で書いているのだから
寺の中は写真NGのため、ぜひ自分の目で拝観してください。
岩松院は、小布施からも近いので車で行くのにアクセスが良いです。
小布施でのランチは栗おこわを食べよう
小布施は栗の名産地であるため、栗グルメがたくさんあります。
中でも、竹風堂の栗おこわは絶品だったので、おすすめです。