タンザニアからルワンダへ行く中継地のムワンザに立ち寄りました。
ここでも海外青年協力隊の方にお世話になりながら、
生きたニワトリがチキンになる一部始終を見学しました。
生を頂くという「いただきます」の意味を深く感じられた時間でした。
日本ではなかなか体験できない鶏の屠殺を見学
鶏の屠殺(とさつ)を初めて見ました。
日本ではなかなか見る機会のない、ニワトリがチキンになる過程を見て、調理をして命をいただきました。
まずは、檻の中にいるニワトリの中から美味しそうなニワトリを選びます。
できるだけ大きく、肉つきがいいのが良いですね。
まあ、生きているニワトリを見て、美味しそうという感想は流石に持てませんが。。。
生きたニワトリがチキンになるまではあっという間でした。
ニワトリの首をナイフでスパッと切って、
首から血がドクドクど流れ出るので1分間ほど血抜きをします。
その間、ニワトリは声にならない声をあげながら、足がビクンビクンとしていました。
動きが止まると、茹で上がった鍋に数10秒入れられます。
こうすることで羽毛が抜けやすくなるようです。
後はキュッキュッと擦るだけで、すぐに見慣れているチキンの肌色に変わりました。
内臓なども取り出してから細い足もボキボキと切っていき、チキンになりました。
私も屠殺の間は声が出せず、ただただ見ていました。
いつも、美味しく食べている鶏肉が
いつも、このように殺されているのだと実感しました。
調理するところも手伝い、鶏肉を煮て食べました。
普段、鳥の骨を切ることがないので、なかなか切る事が出来ず苦戦しました。
スーパーに並んでいる鶏肉たちはこうやって切られているのかと学ぶ事ができました。
日本にいて生活をしていると、切られている肉を買っているので、鳥を捌いている人たちにも感謝する気持ちを忘れていたなと思いました。
トマトで味付けをして食べました。
いつも食事で感じることは、美味しいか美味しくないかですが、今回はそれとは違う感情をいだきました。
食べることは、命をいただくことなのだと実感しながら、ニワトリの命を感謝していただきました。
また、食べていて感じたのは、日本で食べるチキンと違って、肉の身が細く筋肉質な感じでした。日本のニワトリは運動させられずに太らせて育てられているのかなと思いました。