初めてスラム街を歩きました。
想像通りの汚さと臭さ。元気に走り回る子供たち。
貧困とは何かを考えさせられる体験をしました。
アフリカ最大のスラム街、キベラスラム
さあ、ケニアにやってきました!
この日はスラム街の貧困を見てきました。
ケニアの首都ナイロビから車で30分もしないで行けるキベラという場所に、アフリカ最大のスラム街があります。
スラム街に行くツアーがあり、現地のガイドと一緒にスラム街を歩き回ることができます。
さて、スラム街と聞くとあなたはどういうイメージを持っていますか?
汚い、臭い、無法地帯、治安が悪いなど悪いイメージが強いと思います。
カメラは持っていくなと言われたので、街中の写真はなく言葉でしか伝えられませんが、
想像通り、川はゴミと排水で灰色の水が流れ、匂いも息を吸いたくなくなるくらい強烈でした。
ただ想像と違ったのが、下町の商店街のように商売をしていて、子ども達も自分たちとすれ違う時にあいさつを交わすなど、ローカルな町と同じような光景がそこにはありました。
歩いただけなのでスラム街の一片しか感じ取れてはいないと思いますが、
スラム街で一生懸命働いて生きている人たちが私の目には映りました。
見に行かないと分からない貧困の姿
行く前は、ホームレスや物乞いが住んでいて目が死んでいるような人たちがいると思ったら、普通に生活している姿を見て驚きました。
スラム街に住む人を勝手に可哀想と決めつけるのは失礼だったと私は感じました。
ガイドの人に、スラムに住む人たちはストレスを感じていないのかと聞いてみると、ここでの生活は自由だからストレスは少ないのさと答えました。
裕福な人たちでさえストレスで苦しむ人もいるのに、貧しい環境でも精一杯生きていく姿を見て、生きる強さを感じました。
生まれた環境で精一杯生きる。生命の強さをスラムで体験しました。
自分の無力さを感じるスラムツアー
今の自分が、ここに住む彼らにできることは何もないということを感じました。
ただただ観光で終わりました。
ただただ裕福な自分たちが貧しい人たちを眺めるだけで終わりました。
ツアーで歩く所は比較的治安がいい所だと思います。最初は歩いていると物が盗まれるんじゃないかと緊張感を持っていましたが、住んでいる彼らの表情をみていると緊張感はなくなってきました。
エゴだとは思いつつも、それでも行ってみないと分からないことだらけだったので、行ってよかったと思います。貴重な経験でした。
こういう体験は自分の生き方や考え方が変わるきっかけにもなると思うので、しっかりと胸に刻みたいと思います。
スラム街は日本にもありますし、他の国にもあります。もし興味を持った方は現地の人と一緒に歩くことをおすすめします。