日本の真言密教の歴史を伝える金剛峯寺【奈良観光】


世界遺産の「紀伊山地の霊場と参詣道」の主な構成資産の一つである、金剛峯寺(こんごうぶじ)を訪れました。

金剛峯寺は、奈良県の高野山(こうやさん)に位置し、真言宗総本山の寺院になります。
まずは、金剛峯寺の歴史にあたる宗教から紐解いてきましょう。

真言宗の密教について

真言宗は、仏教の宗派の一つであり、弘法大師空海が日本に広めました。真言とは、仏の真実の「ことば」を意味していますが、人間の言語では表現できない隠された秘密の教えのため、密教とも呼ばれています。

金剛峯寺


816年に、空海が高野山に金剛峯寺を創健し、真言密教の修行場として、定着されました。

総本山金剛峯寺ともいう場合があり、金剛峯寺だけではなく高野山全体を含みます。「一山境内地」という高野山自体が、お寺の境内であるという考え方に基づきます。高野山に入る時からお寺に入る心持ちで訪れましょう。

金剛峯寺の名所

大門

壇上伽藍

金堂

合わせて行きたい丹生都比売神社

丹生都比売(にうつひめ)神社も世界遺産の構成資産の一つです。
金剛峯寺から車で30分程度に位置しているので、合わせて訪れてみてください。

神様が渡るための大きな神橋は、角度が急ですが歩くことができます。

本殿には地主が祀られています。

まとめ

高野山金剛峯寺は、インスタ映えするような場所ではないにしろ、日本の宗教や神仏習合を知る上では大事な場所だと思います。
行く際は、日本古来の自然崇拝である神道と仏教を学ぶとより背景となる歴史を楽しめます。