日本一の高さの五十塔がある清大寺と1281体の仏像は圧巻!

清大寺とは


1987年に建立された、割と最近にできた臨済宗のお寺になります。
当初は観光目的の寺院だったようですが、後に宗教法人の寺院になりました。

広大な敷地に、日本最大規模の五重塔や大仏殿があります。
意外に知られていない寺院ですが、日本一の高さを誇る五重塔もあり、見応えはありました。

臨済宗とは

寺を見学する際に、まず知っておきたいのは宗派についてです。

清大寺は、仏教の臨済宗の宗派です。
臨済宗は、鎌倉時代に新仏教として栄西によって日本に広まりました。

鎌倉新仏教は6つあり、臨済宗の他に、曹洞宗や浄土宗、浄土真宗、時宗、日蓮宗も鎌倉時代に日本に伝来しました。
臨済宗の特徴としては、「禅宗」であり、「お釈迦様の悟りは言葉では表現できない」という考えになります。

曹洞宗も同様に「禅宗」ですが、臨済宗との違いとしては、臨済宗は貴族に、曹洞宗は一般市民に広まりました。
浄土宗、浄土真宗、時宗は、「浄土信仰」で「南無阿弥陀仏」と唱えることで、阿弥陀如来を崇拝しています。
日蓮宗は、「法華宗」で「南無妙法蓮華経」と唱えることで、法華経という法典に従います。

話は広がってしまいましたが、臨済宗は、座禅を組み瞑想をすることで、自身の心と自問自答するという修行になります。

清大寺の見所

奈良大仏より大きい越前大仏

大きな大仏殿の中に越前大仏があります。

越前大仏は、高さ17mあり、日本大仏の大きさランキングでも9位にランクインするほど大きいです。
近くで見るとその大きさに圧倒されます。奈良の東大寺の大仏よりも一回り大きいようです。

大仏の周囲を見渡すと、壁一面にも小さな大仏が飾られており、その多さも圧巻です。なんと、1281体もあります!
各大仏の顔を見ても、それぞれ違う顔をしているので、好みの顔を探してみるのも楽しめるかもしれません。

日本一の高さの五重塔

ここの五重塔はなんと日本一の高さがあります!
高さ75mで、エレベーターを使って登ることが可能です。

五重塔からは勝山市を眺めることができ、大仏殿も見下ろせる高さになります。

中国の国宝を再現した九龍堂

九龍壁は、中国の国宝になっていて、9体の龍が描かれている壁画です。それを、再現したものがここにあります。
8263枚の色鮮やかな陶版は見応えがあります。

まとめ

こんな地方に、日本最大規模の五重塔や大仏があるとは、驚きました。
一見の価値ありです。福井に観光に訪れた際は、恐竜博物館だけでなく清大寺も訪れてみてください。