世界遺産検定2級の勉強を始めました!【チャプター1】


暇つぶしに世界遺産検定の勉強を始めることにしました!

毎日、会社での昼休憩が1時間ありますが、昼食は30分もかからず、時間が余っているので、時間潰すために何か勉強でもしようかなーと考えました。

何か資格の勉強をしようと考えた時に、そういえば世界遺産検定があったなと思いだし、早速教科書を購入しました笑
勉強のアウトプットも兼ねて記事にしていきます。

世界遺産検定とは

簡単に説明すると世界遺産についての知識や理解を深めるための検定です。

どのように活かせるのかは分かりませんが、世界遺産についての知識が深まり、歴史や背景について知っておくと面白いし、旅が更に楽しくなりそうだなと思っています。

4級から1級そしてマイスターという級に分かれていて、3級までは1時間教科書読めば受かる難易度と聞いたので、2級から学ぶことにしました。

問題の内容としては、以下になっています。
・4級は日本の全遺産+世界の有名な遺産32件
・3級は日本の全遺産+世界の有名な遺産100件
・2級は日本の全遺産+世界の有名な遺産300件
・1級は全世界遺産
・マイスターは全世界遺産+自分の意見を持つ

大学生や社会人であれば、2級から受けるのが丁度いい難易度的な気がします。

さて、ここで問題です!
2019年3月時点で世界には世界遺産が何件あるでしょう?

正解は、記事の最後に。

世界遺産の基礎知識について

2級のチャプター1では、まず世界遺産の基礎知識について学びます。

世界遺産条約では、世界遺産を「顕著な普遍的な価値」を持つものとして登録されています。

世界遺産になるには

世界遺産登録の前提条件が5つあります。

  1. 遺産を保有する国が世界遺産条約の締約国であること
  2. 遺産があらかじめ各国の暫定リストに記載されていること
  3. 遺産を保有する締約国自身からの推薦であること
  4. 遺産が不動産であること
  5. 遺産が保有国の法律などで保護されていること

前提条件なので、これらを満たした上で、更に10項目の登録基準のうちひとつ以上に当てはまるものが、世界遺産になります。

不動産であることという条件が、以外な表現だと感じました。世界遺産は土地や建物である必要があるのに対して、形の持たない文化や祭礼行事は無形文化遺産になるんですね。

どちらもユネスコの活動ではありますが、きちんと区別されているので、ごっちゃにしないようにしたいですね。

また、書物や楽譜、手紙などの記録物は世界の記憶と言うそうです。
初めて知りましたが、「山本作兵衛の筑豊炭坑画」や「朝鮮通信使関連資料」などが登録されているようです。
聞いたこともなかったので、勉強になりますね笑

世界遺産は3種類ある?

世界遺産は、「文化遺産」と「自然遺産」、そして「複合遺産」に分けられます。
以下の要約のうち、i~viを認められたものが文化遺産、vii~xを認められたものが自然遺産、両方にまたがるものが複合遺産となっています。

登録基準の要約

  1. 人類の創造的資質を示す遺産
  2. 文化交流を証明する遺産
  3. 文明や時代の証拠を示す遺産
  4. 建築技術や科学技術の発展を証明する遺産
  5. 独自の伝統的集落や、人類と環境の交流を示す遺産
  6. 人類の歴史上の出来事や伝統、宗教、芸術と関係する遺産
  7. 自然美や景観美、独特な自然現象を示す遺産
  8. 地球の歴史の主要段階を証明する遺産
  9. 動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産
  10. 絶滅危惧種の生息域で、生物多様性を示す遺産

複合遺産は数が少なく、有名なものだとペルーの「マチュ・ピチュ」があります。

登録までの流れ

世界遺産の登録までには、
各国による暫定リストからの推薦
→ユネスコの世界遺産センターが受理
→文化遺産はICOMOS(国際記念物遺跡会議)、自然遺産はIUCN(国際自然保護連合)が調査
→世界遺産委員会が審査し、世界遺産リストに記載を決定
の流れになってます。

推薦は1年に1回しかできないので、かなり貴重ですし、推薦するからには登録されるように一生懸命に努力したいですね。

長くなりましたが、チャプター1はざっくりとここまで!

記事の途中にあった問題の
「2019年3月時点で世界には世界遺産が何件あるでしょう?」
の答えは、1092件です。

あなたは多いと感じますか、少ないと感じますか?
私は、多いと感じるとともに、何件行ったことがあるか気になりました笑

ちなみに、日本の世界遺産は22件です。
(2019年7月に大阪府の「百舌鳥・古市古墳群」が登録されて23件になりました)