軍艦島は、長崎県にある島で、本来は「端島(はしま)」というのですが、外観が軍艦の戦艦「土佐」に似ていることから軍艦島という通称が定着しました。
明治日本の産業革命に功績を残したということで、2015年に世界文化遺産に登録されました。
今回は、軍艦島の周遊ツアーへの参加と軍艦島デジタルミュージアムを見学しました。
軍艦島は日本初がたくさん詰まってる
端島は、もともとはただの岩島でしたが、石炭が発見されてから、何度も埋め立てられ、沢山の人が住めるようになりました。採掘された石炭は製鉄所の燃料炭として使用され、産業を支えました。
軍艦島には以下のような沢山の特徴があります!
- 日本最古の鉄筋コンクリート造アパート
- コンクリートの島に日本初の屋上庭園
- 世界一の人口密度
- テレビの普及率、日本一
1916年に建てられた30号棟と呼ばれる日本最古の鉄筋コンクリートのアパートがあり、築100年以上になります。
草木がほとんどなかったので、子供たちへの環境教育を含め、屋上に土を運んで菜園を始めました。
今でこそ、屋上緑化を取り組んでいるところが多いですが、軍艦島が初めてだったんですね。
東京ドーム程度の大きさの島に、最盛期には約5300人住んでいたため、人口密度は東京の約9倍とも言われています。
白黒テレビの普及率が東京でもまだ2割だった頃に、軍艦島には全家庭に設置されていました。3種の神器と呼ばれた、テレビ、洗濯機、冷蔵庫も揃っていて豊かな生活を送っていたようです。
当時の生活の様子
エネルギー革命で、原料が石炭から石油になると、どんどん衰退していきました。
そして、1974年に閉山して無人島になってから約40年過ぎました。今では廃墟となっているため、いつ崩れるか分かりません。
今の行けるうちに行かねばですね!
周遊コースで座るのは右側?左側?
周遊コースは、上陸はしないものの外観をぐるりと見ることが出来ます。
せっかくなら上陸したかったですが、GWの時期は1ヶ月前には予約が全て埋まっていたので、周遊コースを予約しました。
9時半に出港するので、1時間前くらいに港に向かい駐車場に車を停めようとしたら、港に一番近い駐車場が満車だったため、少し離れた大通り沿いの駐車場に停めました。
もう少し早く行かないと安心して停めることが出来ないんですね。。。
船に乗船し、右側に座るか、左側に座るかですが、右側がオススメです。
なぜなら、ガイドの解説のほとんどが右側の景観の説明だからです。
軍艦島に向かう途中にも世界文化遺産に登録されている造船所も解説してくれます。
軍艦島の外観は、右側から一周し、左側からも周ってくれるので、どちら側に座っていても同じ景色を撮影できます。
海風は涼しいので、2階の外側に座る場合は少し暖かい格好をするといいと思います。
周遊コースは外観をぐるっと回るだけですが、十分満足できました!
次に上陸できる機会があったら、迷わず上陸ツアーに参加しますが笑
軍艦島デジタルミュージアムは行くべきか?
軍艦島を学びたければ行きましょう!
軍艦島デジタルミュージアムでは、プロジェクションマッピングによる軍艦島の解説や、VRでドローンの視点から軍艦島を眺めることができます。
入場料が1800円と割高な気はしますが、軍艦島を学ぶにはいい施設だと思います。軍艦島で働いていた方がスタッフにいるため、当時の生の体験を直接聞くことが出来ます。
繁忙期には駐車場に車を停めるのも大変なため、お昼時の混雑する時間は避けたいですね。ミュージアムは1時間程度で見ることができます。
近くにはグラバー園もあるため、お時間があれば合わせて寄るといいですね。
「軍艦島ツアーは上陸しなくても満足できるのか【周遊ツアー感想】」への1件のフィードバック
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